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2016.04.07

社員コラム

参禅研修!

著者:川崎 有人

参禅研修!

桜も咲き、ようやく春らしくなりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

一部ではまだインフルエンザが猛威を振るっているようですので、皆さまもお体にはくれぐれもお気を付けください。

さて、今回は去る4月1日(金)~4月3日(日)に行いました、社員研修についてお話ししたいと思います。

当社では毎年この時期に社員研修として、福井県大野市にあります宝慶寺さんにて「参禅研修」を行っています。

薦福山 宝慶寺 ウェブサイト

宝慶寺は大野市と池田町の境あたりに位置する禅寺で、永平寺に次ぐ日本曹洞第二道場として中国宋時代の高僧寂円禅師によって開山されたお寺です。

今も尚、道元禅師、寂円禅師の教え、仏門の心を脈々と受け継ぐお寺で、雲水が修行に励んでいます。

そのような修行寺で、研修を行うわけですが、私は今回で13回目?の参加となりました。

この時期は平地は暖かくなっているのですが、宝慶寺は高地にあるため、4月になってもまだまだ寒さが厳しく、朝晩はストーブが手放せません。

そのような厳しい環境の中で、午前4時に起床し、座禅を行ったり、お経を唱えたり、作務をおこなったりします。

曹洞宗は「生きていること自体が修行」という考え方があり、座禅や法要だけでなく、食事の方法や歩き方まで細かく決められています。

非常に緊張感を持って三日間を過ごします。

ところで、皆さんは座禅をされたことはありますか?

座禅とは、仏教で姿勢を正して坐った状態で精神統一を図る、禅の基本的な修行法です。

座禅の作法

「何も考えずに姿勢を正して坐ること」ですが、実際はかなり大変です。時間にして約1時間半、姿勢を正して坐りますので、毎回、足の痺れと腰の痛みとの戦いです。

また、ついつい色んなことを考えてしまい、環境の厳しさと相まって、つらい印象しかありません。時間が過ぎるのがとても遅く感じられ、何も考えずに坐ることがどれほど大変なことであるかを痛感します。

それでも、研修を終えた時の充実感は何とも言えない清々しいものがあります。

静寂の中に身を置き、社会の喧騒を忘れて、自然の厳しさを体験できる参禅研修を通して、人間的にも少し成長できたと実感します。

皆さまも、機会あれば是非参禅してみてください。

武生事務所

川崎 有人

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