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2014.09.16

社員コラム

カラス、なぜなくの?

著者:山口 陽子

今夏のある日、私は村国山のふもとの小径を自転車で走っていました。

横を流れている用水路のガード柵に二羽のカラスが止まって「ガーガーガーガー」とけたたましく鳴きながら移動していました。

何だろう?と用水を見ると「えっ?!何で?」 

...そこにはどんぶらこどんぶらこと大きな桃ならぬカラスの幼鳥(といっても成鳥に近い大きさ)が流されていたのです。

飛ぶ練習に失敗したのでしょうか。幼鳥は必死に羽ばたこうとしますが水の流れが速い上に深さもかなりあって、鳴いてもがきながら流されていきます。

叫び声にも似た鳴き声をあげ続ける親子の姿を間近で見た私はとっさに自転車のカゴにあった雨合羽を広げ川下の歩行橋でスタンバイして救出を試みましたが...失敗し子ガラスはさらに流されていってしまいました。

「あ~助けられなかった」とがっかりしていると今度は後方から親ガラスが私の頭部をつついて攻撃してきたのです。子ガラスに危害を加えた敵だと思ったのでしょう。 私が猛スピードで逃走したのは言うまでもありません。

思いがけない経験をしましたが、カラスの親子愛を垣間見たような気がします。子どもを必死で守ろうとするのは、人もカラスも同じかもしれません。そして、愛情深いからこそ子育て中のカラスは攻撃的になることも身をもって知りました。


武生事務所  山口 陽子

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