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2016.03.11

社員コラム

米寿祝い

著者:山口 陽子

米寿祝い

春になり、うららかな日差しに気分もウキウキ...と言いたいところですが、花粉に黄砂、PM2、5のトリプルパンチで鼻はムズムズ、目はコロコロの辛さに耐えています。

同じ症状の方も多いかと思います。あとしばらくは大変ですね。

さて、先日の週末は、同居する義母の87歳の誕生日でした。数えの88歳ということで、夫の姉夫婦3組が県内外から駆けつけてささやかながら、米寿のお祝いをしました。

随分と前には、お盆や正月には姉夫婦の子供たちを含めると我が家は総勢20人ちかくにもなり、それはそれは賑やか(てんやわんや?)なものでした。今はそれぞれの子供たちも成人し、かつてのようにみんなが集まることはほとんどありません。

ですから、今回の米寿祝いは久しぶりに義母にとってわが子が一堂に会する機会となりました。料理屋さんで会食しながら夫や義姉たちが幼かったころの思い出話に花が咲き、懐かしい昭和時代の光景が目に浮かびました。

義母の生きてきた87年の間には戦争や福井大震災があり、苦労も多かったでしょう。結婚しては夫を支え、愛情深く4人の子供たちを育て上げ、現在は私たちを見守りながら穏やかに暮らしています。これからも皆のためにずっと元気でいてほしいと思います。あっという間のひと時でしたが、義母も私たちも心が温かくなり良き一日となりました。

それにしても長寿の祝いには還暦から始まり、古希、喜寿、傘寿、米寿、卒寿、白寿、百寿と年齢の節目に名称をつけるのは、日本人ならではの細やかな感性を感じます。光陰矢の如し、年々加速する月日の流れの中で、一日一日を大切に公私ともに自分の役割をしっかりと果たせるようにこれからもがんばっていきます。

武生事務所   山口陽子

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